バランスシートとは
バランスシートという言葉は知っていても詳しく知らない人や、自分とはまったく無関係だと思い、特に知ろうとしていなかった人も結構いるのではないでしょうか。
バランスシートは自分の資産や貯金、借金などをしっかり見える化にすることなのです。
バランスシートは現在の自分の財産が一目で分かり、またローンなどの負債もわかり、その差である純資産がはっきり目で見ることができます。
それによって老後のために、これからどのぐらい貯蓄が必要か、どうやっていくべきかなど、いろいろな今後の方向性も見えてくるのです。
バランスシートの必要性
バランスシートは今自分の資産をすべてしっかり把握することが、貯蓄をしっかりするためにも大切な指針となります。
毎月の収入、支出ぐらいはだいたい掴んでいても、全体の資産などをしっかり掴んでいる人は意外と少ないものですが、それでは「どこを減らしたらいいか」、「毎月どのぐらい貯蓄をすべきか」、「いついつまでにどのぐらい貯まるか、貯めたいか」という現実的なところがきちんと見えてきません。
それでは本当に貯蓄を殖やす覚悟も持てず、なかなか貯金をすると言っても絵に描いた餅になってしまうことにもなりかねません。
また将来このぐらいの貯蓄が必要か、どのぐらい不足しているのかなど、その辺がはっきり見えてくるからこそ、貯蓄の方法も目標も見直すことができるのです。
そのためにもバランスシートは、とても有効なツールと言えます。
バランスシートを作るときには
バランスシートを作るときには預金や不動産など財産をすべて書き込み、別欄には逆にローンなどの負債額を書き込み、その差である純資産も書きだしますが、この純資産が現在の資産ということになります。
それによって、今後安定した将来のためにはどのぐらい資産を増やすべきなのか、そしてどのような生活を送るべきかなどがはっきりするはずです。
このようにはっきり今の資産を見える化するために、見やすく表にしますが、財産部分では例えば、「預金」「定期預金」「社内貯金」「株式」「投資信託」「終身保険」「不動産」「自動車」などがあります。
また負債の方は、例えば「ローン」「金融機関からの借金」「個人的な借金」などの残金を書き込みましょう。
株などは現在の時価を書き込み、不動産は今売買した場合の価格を調べて書き込まなければなりません。
もちろんこれらは変動するわけで、バランスシートは定期的にチェックをしなければなりません。
また株などはいつどうなるか保証はないので、もし株に資産が多い場合は将来の安定を考えて、資産をいろいろなところにバランスよく分ける必要性も見えてきます。