やみつきになる達成感

ある程度の年齢を超えると、だんだんと人気が高まってくるのが「登山」という趣味です。
中には、何故わざわざ山に登るなんて辛く苦しいことを趣味にしているのか、全く理解できないという人もいらっしゃることでしょう。
同じような疑問を持った人が、ある登山家に「何故山に登るのか」と聞いたところ「そこに山があるからだ」と答えたという逸話があります。
このように、登山の魅力というのは、なかなか人に説明できるものではなく、体験してみて初めて理解出来るものなのかもしれません。

それでもあえて登山の魅力を文章に顕すのであれば、やはり「達成感」がポイントとなるでしょう。
辛く苦しいからこそ、達成した時の爽快さは素晴らしく、そこまでの苦労を吹き飛ばしてくれる程のものになるのです。
さらに、自然を全身で感じることができるなど、普段の都会の生活では忘れてしまいがちなことを思い出させてくれる、というのも魅力の1つなのかもしれません。

登山のポイント

ただ、この登山という趣味には「デメリット」もあります。
リスクと言い換えても良いでしょう。
毎年のように、高齢の方が登山中に遭難してなくなるという事故が発生しています。
こういうことが、登山に対するイメージを悪化させる原因となっているかもしれません。

しかし、基本的に「しっかり計画を立てていれば」こういった事故はほとんど防ぐ事ができます。
重要なのは自分の体力や身体能力を過信しないことです。
「いけるだろう」という気持ちでいると事故が起こるのは自動車の運転と変わりません。
「もしかすると危ないかもしれない」という心構えで準備をして臨むようにしましょう。

登山を始めるにはいくつか揃えなければならないものもあります。
登山靴や登山服は必須といっても良いでしょう。
若い人のなかにはヒールで登山をするという無謀なことをする人もいますが、まず間違いなく途中で嫌になります。
逆に、足元さえしっかりしていればある程度体力の消費を抑えることが出来るため、初心者でも登頂出来る可能性が増えるでしょう。

また、いざというときのための非常食などを備えたリュックサックも用意しておく必要があります。
ただ、これにあまりに持つを多く入れすぎるとその重さのせいで登頂が難しくなってしまうこともあるため、十分注意しましょう。