読書

ライフワークとして

”思えば恥の多い人生を送ってきました”と老後になってからどこかの文豪のセリフめいたことを思わないためにも、1つ良い趣味があります。
ここで紹介するのは、「読書」です。
読書というと履歴書で趣味がない人がかく趣味ナンバーワンとよく言われますが、実はこの読書、突き詰めれば本当に様々な楽しみがあるものなのです。

読書を始める際には、まず自分がこれまでにどれくらい本を読んできたのかを考えてみましょう。
全く本を読む習慣がなかった、という人はいきなりわかりにくい本に手を出しても、なかなか完読できないかもしれません。
まずは本を読むことになれ、それに楽しみを見つけることがポイントとなります。
これまでに本を読んでこなかった人はまず読みやすい本をピックアップし、かつ様々なジャンルのものを読んでみるようにしましょう。

様々なジャンルの本を読んでいると、次第に自分に合っているジャンルがわかってきます。
例えばミステリー、あるいは恋愛小説、さらにはファンタジーや歴史もの、一口に読書といってもその種類は様々です。
食わず嫌いをせずに、まずは色々なものを読んでみて判断しましょう。
自分がまさか、と思うようなジャンルが、意外と気に入ったりするのが読書の面白い所でもあるのです。

古い本を読む

読書の趣味として選ぶべきなのは、何も新しい本ばかりではありません。
勿論、新しく発売された本や、今人気の本を読むというのも良い楽しみ方ではありますが、本のなかには「古い本」が存在しています。
中には国語の教科書に出てくるような、歴史的に意味があるものすら存在しているでしょう。
学生時代には勉強だと思って楽しむことができなかったような本も、今娯楽として手にとって見ると十分楽しめるものが多いのです。

例えば『こころ』や『三四郎』などで夏目漱石の小説のなかに、『吾輩は猫である』の猫のその後を描いた小説があるのをご存知でしょうか。
有名なものだけは知っていても、同じ著者の違う作品は全く知らない、ということも多くあります。
こういったものを見つけると、「こういう続きだったのか」と納得できたり、あるいは少しモヤモヤしてしまうこともあるかもしれません。
読書はこのモヤモヤをも読後感として楽しむことが出来る趣味です。

難しいものとして遠ざけるのではなく、そういったものも読んでみるのが良いでしょう。
意外と、古典の教科書に乗っているような小説も、現代語訳なら十分楽しめたりするものです。
平安版昼ドラといえるような『源氏物語』や、古典版シンデレラと呼ばれる『落窪物語』など、さまざまなジャンルが古典にも存在しています。

史実を元に創作された三国志は、中国だけではならず日本でもロングセラーです。
長い巻数がでているのでゆっくりとライフワークのように読むのも良いでしょう。
学生時代は忙しくてなかなか手が出せなかったものは大人になった今こそやるべきです。
読書は豊かな生活を与えるでしょう。

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Categories: 趣味/習い事